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伊賀地区最大の秋祭 上野天神祭
例年10万人以上の見物客で賑わう伊賀地区最大の秋のお祭り「上野天神祭」。今年は4年ぶりに本来の形に戻して行われます。今回の特集では祭りの歴史や行列の内容を中心に紹介します!
※「上野天神祭のダンジリ行事」は、平成14年2月に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成28年11月にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。
※情報は2023年9月末のものです。天候等により、イベントの内容が変更または、中止となる場合があります。最新情報は上野天神祭公式サイトをご確認ください。
令和5年(2023)
上野天神祭のダンジリ行事 日程
10月20日(金) | 宵々山 | 本町通・二之町通において19時から21時まで提灯を点灯して展示等(雨天中止) |
10月21日(土) (雨天中止) |
足揃えの儀 |
本町通・二之町通などにおいて13 時から16 時までだんじり曳行 |
宵山 | 本町通・二之町通などにおいて18時30分から21時頃まで提灯を点灯してだんじりの曳行 | |
10月22日(日) (雨天中止) |
神幸祭 | 9時 東御旅所出発(下記地図内巡行時刻のとおり) |
上野天神祭
史料によると、今から約360年前の万治3年(1660)、城下の人々が藩主 藤堂高次に願状を出し、途切れていた祭の再興が許されたとあります。祭りは、ほぼ毎年、藩主が高覧したといい、その栄誉が発展への原動力になったのでしょう。行列は年々形を変えてゆき、庶民の生活が安定し町人文化も華やかであった元禄から文化・文政の時代には、神輿・鬼・だんじりが行列する現在の形がほぼ完成したとされています。絢爛豪華なだんじりの装飾などに当時の栄華が窺えます。
神幸祭の行列
神輿行列
車坂の子ども神輿が先陣を切り、梅鉢紋の天満宮神輿と桐紋の九社宮神輿を中心に、総勢 300人が供奉。供奉児童と八乙女らの可愛らしさや、菅青会神輿の勇壮さも魅力。
こども神輿 |
八乙女 |
天満宮神輿 |
鬼行列
先導するのは、高さ約5mの大御幣。沿道を大きく動き回るひょろつき鬼や、子どもが扮する可愛い子鬼行列などが見物客を沸かせます。役行者が峰下りする様子と、鎮西八郎為朝が鬼を従える様子などが表わされています。
悪鬼(真蛇) |
小飛出(八天) |
役行者(阿古父尉) |
ひょろつき鬼 |
鎮西八郎為朝 |
だんじり行列
9つのだんじり町による、印(しるし)と絢爛豪華なだんじり。各町とも印を先頭にして、その後をだんじりが優雅な祭囃子を奏でながら進みます。神幸祭の巡行順位は、毎年9月9日の籤取り式で決まります。
※ユネスコ無形文化遺産に登録された「上野天神祭のダンジリ行事」は、神事ではない供奉行列の鬼行列・だんじり行列が対象。「ダンジリ」が片仮名表記なのは、だんじりだけでなく、鬼行列とだんじり行列が巡行する行事という意味がこめられています。
令和5年(2023)
だんじり巡行順位
一番 |
二番 |
三番 |
四番 |
五番 |
六番 |
七番 |
八番 |
九番 |
上野天神祭のダンジリ行事 交通規制図
2019年の上野天神祭の様子(映像:伊賀上野ケーブルテレビ)
伊賀上野ケーブルテレビ7チャンネル
上野天神祭 神幸祭 生中継!
ICTでは22日の神幸祭の模様を上野天神宮前から生中継でお送りします。新型コロナ制限緩和後、初めて行われる今年の祭。露店も並ぶなど2019年以来、本来の形をとる方針で、「完全復活」に沸いている祭人の様子や、「伝統の技」などをお伝えします。
再放送:22日(日)午後9時~、28日(土)正午~、29日(日)正午~
【放送日時】
2023年10月22日(日)午前9時30分~午前11時45分
※天候など行列の状況により放送時間を変更する場合があります。
伊賀上野ケーブルテレビ7チャンネル&ICTコネクト
足揃の儀 初生中継!
【放送日時】
2023年10月21日(土)午後2時~午後2時30分
今年初! だんじり9基が銀座通りに集結し、お囃子が演奏されます! その様子も生中継しますので、是非ご覧ください!
※上野天神祭 生中継に関する最新の情報についてはICTのHPやインスタグラムをご確認ください!