天体観測の魅力伝える「少しでも興味をもつきっかけに」

【写真＝子どもたちに天体観測の魅力を語る川島さん（伊賀市平田で）】

　大山田農林業公社の事務局長、川島潤さんがこのほど、天体観察会の講師となり、小学生らに天体観察の魅力を発信した。

　観察会は、山田地域住民自治協議会が主催したもので、地元の小学生の親子ら5組が参加した。

川島さんは、小学校の頃に参加した天体観測会がきっかけとなり、ライフワークとして50年近く天文ファンとして活動している。

　この日は、はじめに「屈折望遠鏡」と「反射望遠鏡」の2種類の観測機材を紹介した後、プラネタリウムのソフトを使って土星や天の川など、8月の夜空で観測できる天体について解説した。

　さらに、これまでに大山田で撮影した星雲や星団の写真も紹介した。

　この日はあいにくの曇り空だったが、屋外で望遠鏡を使って半月の観測にも挑戦した。参加した子どもたちは、雲の隙間から姿を見せる月を熱心に眺めながら「クレーターがくっきりみえる」「すごくボコボコしていてびっくりした」などと話していた。

　川島さんは「わずかに月が観測できて良かった。子どもたちだけでなく保護者の方にも、天体観測に少しでも興味をもつきっかけにつながれば」と話していた。

大山田農林業公社＆菜の舎（なのくら）

伊賀市平田103番地

0595-47-0151

天体観測の魅力伝える 「少しでも興味をもつきっかけに」